あの日の僕は。



大丈夫か、頭。


オセロで負けそうなのに笑顔ってM?


「ははっ。いつもの陸也だっ」

「え!?」


冷や汗が出る。


まさか、卓志にもバレ――…。











「いや、最近陸也っぽくないってゆーか、なんかヘンだなぁって思って」




あわてふためく卓志。



「多分俺の勘違いなんだろーけど、もし、陸也がなにか悩んでんだったら友達失格だよな」



「……なんで?」


「本当なら聞かなくても気付くもんだろ?」



< 132 / 232 >

この作品をシェア

pagetop