あの日の僕は。










『人生交換しない?』






あの言葉から僕の人生は変わった。


モノクロだった世界がこんなにも鮮やかになった。




海里に出会う前に戻れるのなら僕は、あの日の僕にこう言うだろう。






海里も、卓志も、僕も、道ですれ違った人も。



みんな、悩みや、不満、不安、後悔。そんな何かを抱えて今日も生きてる。



だけどその中で懸命にもがき生きる様は、





――こんなにも輝いている。




と。




【End】



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