あの日の僕は。




アドレスには、






kairiと、かかれていたから。






コイツが自分の名前をメアドに入れる奴で助かった。


なぜ僕のメアドを知っているのか疑問だか、あえてスルーしておこう。


《で、詳細決まったか?》


コイツも絵文字を使わないんだな。


意外だ。


《あぁ。2時に、僕の家に来るらしい》


《僕って?》


《陸也の家だ》


ややこしい。


確かに僕は他の人には鈴木海里だが、海里の前では佐藤陸也なんだ。



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