If〜桜龍の彼等〜【完】
「ミチヤからか?」


マサタカが心配そうに聞いてきた−−


「ルナ、ミチヤ達と一緒にいるらしい。

桜龍には戻りたくないって…。

俺のせいだ…俺がルナを…」


「そうか、ミチヤ達と…」


「だけど必ず迎えに行く。

ミナミとキッチリ話をつけたら、その足でルナに会いに行く。

ルナにもう1度俺を信じて貰えるように、何度でも謝って話をする」


「そうだな。

ルナならきっとわかってくれるよ」


だけどこの時の俺は何も気付いていなかった−−


これは序章にしか過ぎない事を


そして、ミナミが既に動き出している事を…−−


タクトSideEnd



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