If〜桜龍の彼等〜【完】
どんどん見慣れた景色になり目的地の駅に到着した−−


タクシーに乗り、運転手さんに行き先を伝える


震える手を抑える事が出来ない


私の緊張は最高潮に達していた


「着きましたよ」


運転手さんのその言葉にもすぐに反応する事が出来ずにいた


「お客さん、着いたよ。

大丈夫かい?」


「あ、大丈夫です…すみません…」


代金を支払うと運転手さんは心配そうな顔をしたけど走り去って行った


「ふぅ…」


1歩1歩アナタに近付いて行く





「ライト………」



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