If〜桜龍の彼等〜【完】
「わかった、タクトには伝えるから」


「よろしく」


それ以上この話をする事はなかった−−


ミズキもタクトに連絡してくれるみたいだし


だから私は安心していた


桜龍とやらに関わらなくて済むと


だけどそんな甘い世界じゃなかった


それがわかったのは放課後になってからだった−−


HRも終わりみんな帰る用意をしていた時、教室のドアが開いた


そこにいたのは…


「ルナ」


タクトだった−−−−



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