If〜桜龍の彼等〜【完】
それからしばらくしたある日−−


先生から雑用を頼まれた私は放課後居残りをしていた


もちろん私を1人にするわけにはいかないとタクトが一緒に残ってくれた


他のメンバー達はBlackStarの情報収集に出掛けている


毎日夜遅くまで走り回り、桜龍総出で探していた


そしてわかった事はBlackStarはごく少人数のチームだという事


なのにも関わらず、トップの人間を全員が知ってるわけじゃない


チーム内でも総長を知るのはごく一部の人間のみらしい


そのため総長についてはわからない事だらけだった…


名前は疎か、年齢や性別もわからない


総長が本当にいるのかさえ疑わしいものだった−−



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