不器用な愛を。【短】



薄暗く、寂しい空になった頃。



彼氏である聖斗(セイト)を"迎えに来て"と呼び出したのは私だけど

その車に乗らず彼を困らせているのもまた、私だ。





「やっぱり、答えてくれない?」


車に背を預けて煙草を吸う聖斗。

その姿を見つめながら私は微かに震える手を握り締めた。





お願いだから答えてほしいの。

今だけでいいから。







< 2 / 22 >

この作品をシェア

pagetop