14日の憂鬱
……不安なんだね。





断られるかもしれないもんね。






「……大丈夫だよ!」



私の一言に、加奈子が面を上げた。


「悪いことは考えずに、イイことを考えて言いなよ…!」


「美奈…」


「一年間ずっと好きだったんでしょっ? その思いをぶつけてきなって」



笑顔で心から加奈子を勇気付けようと、明るい声でそう言った。


すると加奈子は、再び笑って「うんっ」と頷いた。


その可愛い笑顔に私も笑顔になる。






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