セカンドラブ
引越し&将太の試合の日がやってきた
「母さん これも持っていくでしょ?
これは?」
なんて言ってるとないはずの荷物は思ったより倍以上多かった
父さんはこの日は手伝うために家に居た
家族3人で過ごす最後の日
みんな口数は少なかった
あたしは楽しかったころのことを思い出して涙が出た
「穂香 いつでも神戸へ来ていいんだからね
編入もすぐにできるから」
「もー!!!それは大丈夫って言ってでしょ」
「だって泣いてるじゃないの」
「違うよ これは思い出し涙!!!
昔のことが脳裏に浮かんだだけ」
「まー いつでも母さんはOKだから」
そうして母は神戸へと旅立った
そしてあたしと父さんの二人暮しが始まった