年下のチャラ男くん




でも…
変な心配させたくないし
黙っておこう…。


そうしていると
結衣が謝ってきたから
一応許しておいた。


「ごめん、結衣。
洸太と2人にさせて。」


「あ…、うん。

じゃあ…
本当にごめんね。」


ガラッ

結衣は更衣室を出て行った。


すると洸太が
ギュッ

っと抱き締めてくれた。

「泣いていいから」

その声は普段の洸太からは
考えられないような
優しい声だった。


「ふぇッ…」


あたしの目から
思わず涙が
溢れてきた。


「うわあぁん」


そのまま あたしは、しばらく
洸太の温かい胸板の中で
子どものように泣いた。


でもね、その時 洸太はずっと
あたしの背中を
トントン

ってして
ずっと抱き締めていてくれた。


本当に嬉しかったよ。








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