マイ☆ブラザー
ゆうちゃんの姿を見送った私は、足元にあるベストを拾い、ブラウスの上に着る。
「温かい…。」
ゆうちゃんの温もりが残ったダボダボのベスト。
さっきまで、ゆうちゃんが着ていたのか、と思うと少しドキドキする。
「なつめ~!早くしないと遅刻するぞ!!」
玄関の方から聞こえるゆうちゃんの声。
はっ
ヤバいっ!!
時計を見るともうすぐ8時。
あたしは、テーブルの上に作っておいたお弁当をスクバに入れ、トーストを口にくわえると、急いで玄関へと向かった。