恋愛温暖化
・第1章・
午前6時15分

私、深田結衣は朝ごはんを食べながらニュースを見ていた。


テレビの中ではアナウンサーが淡々と話題のニュースを伝えていた。


「結衣、学校大丈夫なの?」

お母さんが空になった皿を片付けながら言った。


「うん。まぁ、慣れたかな」

そう言うと私はイスの下に置いていたバッグを持った。


「いってきまーす」


玄関を出ると暖かい空気が全身を包んだ。


私は大きく息を吐くと学校へと向かった。


高校生になり毎日が勉強。



だけど何かが物足りなかった…



「恋…してないなぁ」


私はカバンを振り回しながら、ボソッと呟いた。


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