偽りの僕になりたい

自由

それから3ヶ月、ついに施設から出る事が決まった。

少し寂しいような気もあった。

また環境がガラッと変わる不安も。

けれど期待の方が大きかった。

施設にいた二年半で父親も変わっていた。

それ以来、父親に殴られた事はない。

俺はバンドとゆう掛け替えの無い物を手に入れた。

結果的にはいい方向に変わった。

けれど施設にいる間は自分を自分と認めたくない。

全て偽りの自分でいたいとしか思えなかったのも事実だった。
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