俺様婚約者~お見合いからの始まり~
唇を震わせながら香奈が私と悠斗を交互に睨んだ。

「あなたさえ、現れなかったら…、悠斗は、私と結婚してたのに…!

あなたなんか、…消えて無くなればいいのに…っ!」

背中に冷たい感覚がゾクリと流れる。

この人は…、本気で悠斗を…。

「いい加減にしろ!!」

悠斗が部屋中に響き渡るほどの大きな声で突然叫んだ。

香奈と私の身体がビクリと揺れる。

「お前との結婚はあり得ないと木村会長には、あの時あの時点で伝えただろ!!

これからも、一生、それはない!!

…出て行け。」



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