俺様婚約者~お見合いからの始まり~
「着物は…、着替えればいい。
ドレスを用意してある」

私の耳の後ろに唇を這わせながら悠斗が掠れた吐息まじりの声で囁く。

彼の息がかかる度にゾクゾクと私の神経が刺激されて思わず甘い声を漏らしそうになる。

だけど私は、それを堪えてあるだけの力でグッと悠斗を押し退けて彼の方を向いた。

「そ…、そういう事をして誤魔化さないでよ…。

ち、ちゃんと、説明してっ。さっきの人は誰なの?!

それに、どうして今日は、私を避けていたのよ」





< 271 / 314 >

この作品をシェア

pagetop