わたあめの恋
亮介とは、それから少しずつ仲良くなっていった。
亮介は、可愛いから
好意を寄せていたのは私だけではなかったようだ。

いつもまわりには女の子がいっぱい。

特に田中 梓と樋口 紗樹湖 
が亮介としゃべっていた。

それをみると きゅん と
胸が苦しくなるのだった。

だけどそこには近づけなかった。
梓と紗樹湖の幸せそうな顔をみていると
邪魔してはいけないなと気分
になってしまうのだった。

だけど決まって亮介は
「あっわたあめ!こっちおいで」
とよんでくれるのだった。

わたあめ


渡辺のわたと 亜美歌からあめを連想して
わたあめになったんだろう。

彼だけが呼んでくれるくれるこの名前は
私の心を甘く響かせてくれた。

梓と紗樹湖の不満そうな顔に少し
少し戸惑いを感じながらも
亮介のほうにいつもいってしまうのだった。
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