先生と私
side 恭哉

誘惑


沙穂と話し終わると、すっかり暗くなっていた。

『先生、また明日!!』

そう言った沙穂に、俺は別れを告げた。


“また明日!!”

って、ホントに来る気!?

まぁ、俺が誘ったんだけど…



沙穂…

お前は危機感を感じないのか??

普通、男の家に行くなんて

断るだろ…



色々考えた俺は

沙穂を呼び止めていた。



「沙穂ッ!!」
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