REAL HOPE Ⅳ
長い沈黙が続いた。
そりゃそうだ。今さら何を言ってんだって感じだろうし…レツから見たら私はただのワガママ女だ。
自分から別れを告げたくせに、今さら好きだと言いだした馬鹿な女だ。
どうしようか……何を言えば良いだろうか…
そんな息苦しい沈黙を先に破ったのは、レツの方だった。
「なら、」
うつ向く私の頭上から声が落ちる。
「…………」
「…………」
「独りにならなきゃいい。」
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