REAL HOPE Ⅳ
レツの肩がピクリと動いたのが分かる。
そして次の瞬間には勢い良くソファーから立ち上がり、ガラステーブルに置いてあった携帯とバイクの鍵を手にとる。
その足は確実に…完全に扉に向かって歩いていて
「レツ!?」
私も立ち上がるとその腕を勢い良く掴んだ。
「どこ行くの?」
てか、どこ行く気?
振り返ったレツは恐ろしくコワイ顔をしていて
「親父の所だ。」
まるでその目力だけで人を殺(ヤ)れてしまいそうなほど怖い…