REAL HOPE Ⅳ




質問に質問で返され、唖然とする私と


眉をよせているレツ。



「別れなくてもいいの?」


「別れてぇのかよ」


別れたいわけないじゃん。レツが私と別れたいんじゃないの……?



だってだって、


「私の事送ってくれなかったじゃん!」


「……理由がある」


「理由?」


「あぁ、送れなかった理由」


「何…、理由って」


私が握られていた手を小さく握り返すと、レツもまたそれを握り返した。




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