REAL HOPE Ⅳ
「こんな朝っぱらから本当何してんのお前」
普段何事にも興味無さげなミサキが珍しく怒ってる。
朝っぱらから私の泣き事情に巻き込まれて怒ってる。
「ごめ…ん…」
「てか、なんつー顔してんだ。」
私は一体どんだけ酷い顔をしてるんだろう。ミサキが眉を歪ますぐらいブスな顔付きをしてるんだろうか
「……うぅッ…」
さらに緩んだ涙腺から涙が垂れる前に、ミサキが片手で私の頭を引き寄せた。
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