あなたは先生。あたしは生徒。
「うまいっ!!」

「そう、よかった。」



マスターは素敵な笑顔で笑った。



「名前、聞いてもいいかな?」

「んへ?ままえ?」



口の中いっぱいにナポリタンを頬張りうまくしゃべれない。



「そんなに焦んないでゆっくり食べなよ。」

「だっておいしいんだもん!!名前だよね?花!!柏木花。マスターは?」

「花ちゃんって言うんだ。俺は春輝。」

「じゃあ春さんかぁ。あたしの友達になってよ!!まだ知り合いいなくて寂しいんだよね。」

「友達?嬉しいなぁ。こんなおっさんでいいの?」

「春さんおっさんって年じゃないでしょ?25、6?」

「おっ、よくわかったね!!25歳。花ちゃんから見ればおっさんだよ。」

「そんな事ないよ!!春さんめちゃめちゃ格好いいじゃん!!」

「お世辞ありがと~。でも友達になるなら条件がある。」

「条件?」

「そっ、条件。また店に遊びにきてくれたら友達になる。」

「そんな事!?全然来るよ!!このお店気に入っちゃったし、春さんのナポリタン最高だもん!!!」

「じゃぁ交渉成立。」

「うん!!」



それから気の良いマスター、春さんと仲良くなっていろんな話をしていた。



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