あなたは先生。あたしは生徒。
あたしはお風呂に入ってベッドに横になる。



まだ21時かぁ…。



早く見回りの時間になんないかなぁ~…。



大和に会いたいよぉ……



あたしはいつの間にか眠ってしまった。



コンコン……



コンコン…



「はっ!!」



ドアをノックする音で飛び起きてドアをあけた。



「一人?」

「うん。」

「えへへ~!!」



大和が来た…。



部屋へ入ってあたしを抱きしめてくれた。



「花だぁ~…。やっと触れた…」

「……」



あたしは無言で大和の胸に顔を埋めた。



「花、こっち向いて?」



あたしが顔を上げると大和の顔が近づいてくる。



「青山に何もされてねぇ?」

「うん…。」

「よかった…」



あたし達はどちらともなく唇を合わせた。



大和の唇が首へ降りる。


「大和!?」

「ん?」

「ほかの部屋に見回り行かなきゃ…ね?」

「ちっ。忘れてた…。はぁ…」



大和がキスを辞めて部屋を出た。


「じゃあおやすみ柏木!!」

「おやすみ先生!!えっ!?」



大和はあたしのおでこに不意打ちでキスをして去っていった。



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