あなたは先生。あたしは生徒。
突然の別れ
【大和】



「花、別れよう…」

「大和!?何言ってんの?」

「ガキの遊びに付き合うのに疲れたんだよ…」

「大和…」

「とにかく、もう大和って呼ぶなよ。」

「あ、あたし、全然納得できないよ…」

「悪い、じゃあな…」

「大和、待っ」



花、ごめんな…



今はこうするしかないんだ…



花…。



俺はお前を守りたい。



こんなやりかたしか出来ない俺を許してくれるか?



花、泣いてねぇかな…



そばにいてやれなくてごめん…。



俺は携帯を握りしめたまま動けない。



ふと顔を上げるとニコニコ笑ってるアイツ…



「やればできるじゃない。」

「これで満足か?」

「まだね。私とやり直して。」

「は?」

「この写真ばらまけばあの子の将来は潰れるわよ?今の学校にいられなくなっちゃう~。どこに転校したって無駄よ、今はネット社会だから。それでもいい?」

「……わかった。」

「交渉成立ね。じゃあ私帰るわ。またくるから…」



花と俺のツーショット写真…。



いつ撮ったんだよ…。



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