あなたは先生。あたしは生徒。
「おい、全滅。泊まれるとこねぇぞ…。」

「えぇぇ~!!」

「最終手段だ。車ん中かラブホだな…」



俺達はしかたなくラブホに泊まることにして、ひとまずこの辺をふらついてみた。



「大和、水族館だって!!行きたい!!」

「よし、行くか!!」



花に甘い俺は水族館へ車を走らせる。



「大和~!!クロダイ!!」

「うまそうだな。」

「エビ!!」

「焼いてみるか!」

「「見て!!イルカ~!!」」



これじゃあ修学旅行じゃねぇか!!



俺以外は水族館を満喫してご機嫌だ。



「メシ行くぞ~!!」

「「はぁい!!」」



何て素直な生徒達…。



憎めねぇ奴らだ。



「何食う??」

「「居酒屋~!!」」


はぁ…。



本当にかわいい奴らだ…



「生ビールと…。」

「生グレープフルーツサワー3つ!!」

「やりたい放題だな…。」

「中先だもん!!俺、中先大好き!!」

「あたしも!!」

「あたしも大和大好き!!」

「の、飲み過ぎんなよ…。」

「「はぁい!!」」



カワイイ奴らめ…。



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