あなたは先生。あたしは生徒。
「柏木さん?」



少し焦りながらこっちを見上げる大和。



あたしは大和にキスをした。



それから大和の膝の上に座る。



もう一度キスをしながら大和の髪に指を差し込んだ。



「仕返し。」



一端唇を離し、もう一度深く口付けた。



大和は無抵抗。



しばらくキスをしてから離れる。



「相談に乗ってくれてありがとね、先生!!」



そう言ってあたしは進路指導室を後にした。



2人で会えない事はスゴく辛い。



でもあたしの想いはかわらないよ。



あたしは変わらず大和が好き。



大和も同じでしょ?



その夜大和からメールが来た。



大和
件名:なし
本題
俺から会わないって言ったのに調子に乗りすぎました。
ごめんなさい…。
もうしません。



わかればよろしい!!



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