あなたは先生。あたしは生徒。
今日は普通だったけど二人になるのは緊張…。



夏希の家のベルを鳴らすと玄関が静かに開いた。



「健太?どうしたの?」

「いや、昨日のこと謝りたくて…。」

「今誰もいないから、上がって。」



夏希は俺を家に上げてくれた。



夏希の部屋で並んでベッドの下に座る。



「夏希…。昨日はごめんな?」

「健太が悪いんじゃ…。」

「いや、俺が悪い。俺、お前の不安な気持ちとか…考えてなかったし…。」

「……。」

「だから…。ごめん…。」

「あたし、健太としたいよ…。」

「夏希?」

「健太のこと好きだもん…。でも怖くて…。」

「夏希…。」

「健ちゃん…。ちゅーしたい…。」

「うん!!」



俺、やっぱり夏希が好きだ…。



大事にしよう。



「健太、しよっか…。」

「夏希!?無理すんなよ!!俺はいつまでも待つよ?」

「無理してないよ。健太としたい。」

「いいの?」

「うん…。」



焦りは禁物…。



でも俺のために頑張ってくれる夏希がマジ好き。



なっちゃん大好きだい!!



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