泣き顔にサヨナラのキス


なんか偉そうでハラタツ!


あたしは、お母さんじゃないっつーの!


「……どうかな。ピーマン入ってるかも」


「マジで?」


孝太は返事はするものの、まだ振り向きもしない。


テレビの電源を切りたい衝動を押さえて、サラダをぐしゃっと混ぜた。




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