泣き顔にサヨナラのキス
  


抱きしめてくれる孝太の胸は温かいのに、あたしの指先は冷えていくばかり。


お願い、孝太。


何も訊かないで。


あたしはきっと、嘘が吐けない。




――…だから、お願い




「……カナ、朝まで誰と一緒だった?」







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