泣き顔にサヨナラのキス

早く着き過ぎてしまった月曜日のオフィスは閑散としていた。


始業まで30分もある。


仕方なく、パソコンに電源を入れてメールをチェックする。


特に急ぎの案件は無かった。当然といえば当然。


金曜日の夕方、孝太を待ちながら一人黙々と処理をしていたのだから。



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