泣き顔にサヨナラのキス
      

「孝太君のクレーム、早く落ち着くといいですね」


「うん。課長と同行してるから、なんとかなるんじゃないかな」


今以上に、大事にならなければいいと想う。


そして、週末は孝太とゆっくり過したいと、ぼんやり考えていた。


あたしは、山本さんと打ち解けたわけじゃない。


だけど、何となく。


少しだけ、気持ちはわかったから。


まぁ、いいや。なんて想ったりした。





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