向日葵の逝く先
窓から降り注ぐ光が白くて強くて、わたしの皮膚がじりじり焼かれていく。
ああ。
もう朝かあ…。
「朝じゃなくって昼! いつまで寝てんのあんたはー」
お母さんはそう言って、
掃除機でわたしを吸い込もうとした。
「やーめーてー」
ずぼぼぼぼって。
わたしのパジャマよりも掃除機のほうがダメージでかいんじゃ…。
「ったく、アキちゃんと遊びにいく予定でもないの?」
「それは明日ー」
「なんでもいいから外に行きなさいよ。お母さん、今日は家中掃除するんだから」