向日葵の逝く先
 


「で、わたしが懸念していることはなんだと思うね、ワトソンくん」

あ。

ホームズなんだ。


わたしは首を傾げてみせる。


「わからない…というか、ついていけないんですけど」

「わたしはね、そのお馬鹿な脳味噌が心配なのだよ!」


びっしい!

わたしの頭を指差すアキちゃん。


「お、お馬鹿って…」

「あんなドM主人公に共感できてしまう、そんなお前が心配なのだあ!」


 
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