友達か好きか。

変化…


「赤ー!早く帰ってきたんなら、きいのお迎えたのむわよ!」

お母さんが行きなよ…

「わかった。いってくるよ」

珠樹は夢雨の彼女だし
女だし
かっこいい

私は友達としてすきなんだ!

「あぁー!わかんない!」
これじゃあ、きいの迎えまで日が暮れる…

走ってみよう。
そうしたら、無駄なこと飛んでくよね。




「おーい!!!」

はっ!過ぎちゃってた。

「きいごめんね…」

「赤髪で目立って良かった。」

きいは小6にしては大人っぽい。
笑うとやっぱり、こどもだけど。

「きいは彼氏とどう?最近出かけた?」

「なに?あかねぇがおとこ話しなんて…何事?」

「そんな言い方しないでよー。私だってJKなんて名前でやってんだから!」

「何それ!名前って…名前って…」

笑いすぎ。

「友達って、男好きになるのと同じ気持ち?」

小6にこんな質問するの共田赤らしくない!

「似てて、違うよ。あかねぇが友達だ!って
思ったらその気持ちはともだちじゃない?」

真面目な顔で真剣な眼でただ、まっすぐをみつめてる。
きいが私なんかより何倍も何十倍も大きい。

「あかねぇ…珠樹ちゃんと会った?」

「なんで、きいが珠樹のこと知ってるの?」

「珠樹ちゃんは私の大切なペン拾ってくれた人だから。」

なんでか悲しい顔のきい。
今にも涙が出そう。

「そうだったんだ。珠樹とは仲よくなれたよ。」

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