群青の月
だからこそ、このままじゃダメだって思うようになり始めた。


お互いに干渉をしないあたし達は、自分達が抱えている闇を相手に見せなくて済む。


そのお陰で、あたしは冬夜と接する事に面倒臭さを感じる事はあっても、本気で煩(ワズラ)わしいと思う事は無い。


彼だって、たぶん同じなんだと思う。


そして…


そんな関係だからこそ、あたし達は“ラクな事”を覚えてしまった。


それは、お互いにとって“悪い意味で”都合のいい相手といるって事で、微温湯に浸かっているような物だ…。


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