群青の月
「……どうして?」


「ん?」


「だから、どうしてアンタまで寝るのよ……」


不機嫌な声で吐かれた言葉にフッと笑って、ベッドの中で柚葉の体を抱き寄せた。


「柚葉と一緒に寝る為に、最近は昼夜逆転の生活なんだよ」


「安眠妨害……」


「はいはい。それより、さっさと寝ろよ。今夜もバイトなんだろ?」


すっかりあしらう事にも慣れてしまった俺に、柚葉がまたため息を零した。


いつもの光景にほんの少しだけ安堵して、ふと苦笑が漏れる。


それから程なくして、柚葉は眠りに就いた――…。


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