群青の月
ずっと、闇の中に埋まっていた自分(アタシ)。


だからこそ、変えたかった人生…。


何かが変わる事に不安はあるけど、もうあの家には戻りたくは無い。


アルコールの匂いが染み付いた部屋に未練は無いし、最低限の必要な物はいつもバッグに入れている。


だから、あの生活から抜け出す事を決めた今は、家に荷物を取りに行く気も無い。


母とは、このまま縁を切るんだ…。


だけど…


冬夜との事は、どうすればいいのかわからない。


この関係は清算したいけど、彼と離れるのはあまりにも不安だから…。


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