群青の月




差し出された手に自分の手を重ねた時、柔らかくて優しい温もりにそっと包まれて。



真っ黒な心の中が、ほんの少しだけ浄化された気がした。



まだ何も知らない冬夜に、あたしの全てを曝け出すのは恐い。



だけど…


こんなあたしに手を差し伸べてくれた冬夜には、ちゃんと話さなきゃいけないって思うから――…。




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