群青の月
クリスマスイヴには、柚葉の為に予約していたプレゼントを持って家に帰った。


もちろん、彼女が戻って来る事は無いとわかっていた。


だけど…


たまたま見付けた赤い宝石(イシ)のピアスが、真っ白な肌の柚葉によく似合いそうだったから、つい買ってしまったんだ…。


自分でも、救いようの無いバカだって思うけど…


俺は、そんな風に言い訳のような言葉を心の中で並べて、柚葉が帰って来る事を未練がましく待ち続けていたんだ。


他人から見ればどんなに滑稽な姿だったとしても、彼女への想いは絶対に消えないから――…。


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