僕様彼氏。





 一人で恋に気付いて浮かれているあたし。彼と出会ったのは春も終わりに近い教室で。


 ただ彼の存在に気付いていなかった。それだけかもしれないけど、この出会いは奇跡!!



 …彼の名前は?

 橘くん!!


 …彼のメアドは?

 あたしが知ってるわけないよ~



 まぁこんな調子で、撃沈。はぁ…。



 ぶっちゃけ彼があたしを視界に入れていたかすら怪しいからね。アハハハ~。





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