13回目の好き

化学






4月ももうすぐ終わる。



新しいクラスも
新しい時間割も


いつもの日常へと変化する。




ヤヨッチャン:「いやぁ〜、高1の時化学やったけど、意味不明!」



「本当に〜!私勉強なんて無理だし…。」



そんな会話をしながら、お昼休みが過ぎていく。


次は、化学。



三浦先生の授業。



ドキドキする。



今日の朝から!



三浦先生の授業の日はいつも緊張するんだ!!



ヤヨッチャン:「みっこ、三浦先生に勉強教えてもらったら?」



「ええっ!!!?」


ガタッと思わず席を立つ。



だって!そんなこと考えたことなかった!



でも…確かに、教えてもらいたい!…


カァッと熱くなる頬を両手で抑える私をヤヨッチャンは、楽しそうに笑ってる。


ヤヨッチャン:「いいなぁ。私も恋がしたい!(笑)」



「もうヤヨッチャンの馬鹿!」


ヤヨッチャン:「あはは!」



ヤヨッチャンの笑い声と共に、授業のチャイムが校内に鳴り響く。



また、ドキッと胸が鳴る。









< 25 / 266 >

この作品をシェア

pagetop