13回目の好き
杉野巫Side
ヤヨッチャン:「みっこ!宿題できたの?」
「うん!今から渡しに行ってくる!後、ちょっと勉強してこようかな…。ヤヨッチャンも来る?」
ヤヨッチャン:「そんな事言って!本当は2人っきりが良いんでしょ?邪魔者は退散しまーす!」
ニヤリと微笑むヤヨッチャンにカァっと頬が熱くなり、声を上げる。
「べ、別に、そんなこと!」
ヤヨッチャン:「はいはい!冗談冗談です〜(笑)今日は残念ながら、バイトなの。また、次誘って!」
そう言ってヤヨッチャンは私に手を振って「また明日ね」って笑って教室を出て行った。
「もう‥。」
ムッとしながら手に持った一枚のプリントに目を移す。
何だか緊張しちゃう。つい三浦先生を思い出し口元が緩む。
よし、頑張ろう!化学、勉強して、好きになって、いつか、振り向いてもらうんだ!
グッと拳をつくり、教室を出て化学準備室へ向かう。
途中、2年の教室前の廊下を歩いてると、数人の女子の話し声が聞こえてきた。
2年生まだ残ってるんだ。
聞くつもりなんてなく、ただ何事もなく通り過ぎるつもりだった。
だけど、「三浦先生」という言葉が耳に入り、つい足を止めてしまう。