My sweet home
2006年 - 春 -



付き合って2年が経とうとしてた時、翔が家に友達を呼んだ。


「遙に会わせたかったんだ。
 オレの親友、悠斗(ハルト)。
ハルって呼んでやって?」

「スミマセン、突然…。
 山下悠斗です。 ヨロシク」

「あっ、相沢遙ですっ。
 よろしくお願いします!」



いつもTVで見てる人がふたり並ぶと、私はドコを見ていいのか分からなかった☆



翔は山下くんをリビングへと案内し、私はキッチンでお鍋を用意する。

キッチンには、楽しそうに話すふたりの会話が届いてきていた。


「へぇ~…。
 一緒に住んでたんだっ!
 って、いつから?」

「う~んっ、、どれぐらいだろ?」



私は、

『翔、もうすぐ2年だよ!』

と、ココロの中で突っ込みながら、


「用意できたよ?」

出来た料理を運びながら、二人に声を掛けた。
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