My sweet home
悠斗の優しさ
Pipipipipi・・・

「…悠斗?」

『遙?!』

「うん。 …話してきたよ」

『今ドコ? 迎えに…』

「ううん。
 今日は真っ直ぐ家に帰る」

『……うん』

「またねぇー、時間が出来たら映画観に行きたい!」

『うん』

「美味しいものも食べに行きたいし、一緒に居たい。
 ふたりで……」

『あぁ、分かった』

「約束だよ?
 ・・・じゃぁ、おやすみ」

『うん、おやすみー』


翔のマンションを出て、すぐに私は悠斗に電話した。


悠斗の声は私を穏やかにしてくれて、とても居心地が良かった―。
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