イジワル王太子と政略結婚!?

『でもそんなことをしようとする人はいなかったし、海の宝石が何かもわからないから、今でもあのままなのよ』

『海の宝石ねぇ…』


シーナは何かを考えるように腕組みをする。



『まっ、普通にしてれば何も悪さはしてこないからほっとくに限るわ。
とにかく、アナタ達も変なこと考えちゃダメよ！』


これ以上誰かが犠牲になるのは御免だからね

と、ウィンクルは少し意味深なことを言って、また宙を飛び始めた。



本当に不気味な話ね。


でも、この話は私たちが帰れる何かの手がかりになるのかな…？