イジワル王太子と政略結婚!?
その時助けてくれたのは、一緒に遊んでいたシーナ。


彼は危険を顧みず、自分も川に飛び込んで助けてくれた。



池を見てたら思い出してしまった…あの頃のこと。


シーナのことを、何の疑いもなく好きだったあの頃。



“好き”って想いは最初から持っていたけど、いつの間にかそれは恋愛感情になっていた。


溺れた時も、私のことを大切に想ってくれてるから助けてくれたんだって思った。



こんな素敵な人が私の結婚相手なんだって

あの頃は、たしかに嬉しかったのに……



あの出来事がなければ

私はきっと何の迷いもなく結婚できたはず──


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