7つ上の翔太先生。2
ホワイトデーから何日が経っただろうか。


先生のあの…優しい目…どんどん吸い込まれていく、


どうして……どうしてそんなに優しくするの?


諦められないよ、

忘れられない…あの優しい……表情、目……





ずっと…好きでいてもいいですか?

駄目だったら…あの時に、ハッキリ言ってほしかった。


言葉を濁らせるなんて…そんなの、思わせぶりだよ。





本当の"多田翔太"………知りたいよ……





「おつかれさまー。」


と私は先生とドアを開けて塾を出た。



「あっ、お疲れ様です。」


久しぶりだな…このドキドキ。

背後から先生の声がすると……ほんとに幸せになれる。



いつもずっと先生を追いかけたつもりが、既に帰ってるってことがここ何週間か続いてたから…



いいよね、少しぐらい。



いいよね、一緒に帰ることぐらい……いいよね???





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