7つ上の翔太先生。2
それは1日目の夜のことだった。


私はお好み焼きでダウンしたせいで、ご飯が食べれなかった。


目の前には美味しそうなご馳走ばかりならんでいた、


蒸し海老、てんぷら、味噌汁、ご飯、酢の物、茶碗蒸し。



ご馳走の前に私たちは座った。


私の席の前は『山内諒くん』


諒くんとは3年になってから同じクラスになった、


何日か前に少し話した程度だったが、すぐに仲良くなれた。


諒くんの元彼女のことで少し相談を受けていたことがあり、


わりと仲が良くなった。


「杉浦??大丈夫か?」



私に話しかけてくれた男子もなかにはいた。



そのうちの一人が諒くん。


学級委員の男子の『いただきます』の挨拶で一斉にご飯を食べ始めた皆。



私は箸が止まる。


本当に……無理。


今すぐ寝てしまいたい・・・・・・・。



「大丈夫?」



と顔を上げると諒くんが箸でご飯を口に運びながら言った。




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