京都マーブル・ラブストーリー
2 雨露霜雪
(困難のはじまり?)
「ちょっと!
昨日、アタシのこと放っといて逃げたやろ!!」
翌日学校に来ていきなりリノが怒ってアタシの席までやってきた。
うん、
こうなること覚悟してた。
昨日の夜もそれで謝りのメールか電話しようと思ったけど。
なんかできなくて今日、
ちゃんと顔合わせて謝ろうと思ってたから。
「逃げたんやないけど…
ごめん!
この穴埋めは絶対にやるから!
ホンマ、ごめん!」
アタシは彼女に両手を合わせて謝る。